なるべく、テーブルなしで、に絞る2008年02月23日 18時01分28秒

 小学生の時にカードマジック(トランプ手品)に凝ってて、それから30年以上忘れてて、数年前に“思い出し”、再熱中し始めた。ちゃんと振り返ってみたら、2005年の秋頃のこと。おとなの(?)趣味の一つとして取り組み始めて約2年半になる。

 一つ前に、まだほとんど人前でやったことがないと書いたが、正確に言うと、会社の飲み会でたった4回である。それも全員注目の状況とかではなく、いずれも20人くらいの集まりの中で、はじっこで4、5人にやってみせたという感じ。1回当たりに見せたのは3種類くらいにとどめておいたのと、タイミングを慎重に見計らったということもあり、まあ、うけたことはうけた。いずれの時も「もっとやってください」とか、会場の遠くの席の方から「こっちでもやってよ」と言われたのだが、丁重に断った。今のレベルではそれでよかったような気がする。

 最もうけがよかったのは、ふじいあきら氏の演技でおなじみになった、カードを口からべろべろべろと出すやつ。もっとも、決して私は上手にできるわけではない。が、ほとんどの人がテレビで見て知っており、それを突然目の前でやられたものだから、テレビでのプロの演技が頭の中に思い出され、そのイメージが重なって、実際の私の力量に対する以上の反響が生まれたのではないかと思う。「もう1回、もう1回」と言われたが、もちろん断った。今度はいつの機会にどんなタイミングでやるのか、どんどん難しくなる。

 そうそう、会社の人々以外にも見せたことはある。九州に住む2人の小学生の姪だ。こちらは今のところ緊張しなくていい。喜んでくれる。でももう少しすると、この「東京のおじさんの変な芸」にしぶしぶ付き合ってくれるような年頃になっていくんだろうなあ、とも思う。ちなみに、妻は既に観客ではなく“先生”である。さまざまな指摘が飛んでくる。これは大変ありがたい。

 妻と姪以外には、2年半でたった4回の披露。でもその少ない経験から今思っているのは、「これから練習に力を入れるのは、テーブルなしでできる技法、マジックに、なるべく絞ろう」ということ。テーブルやマットなどの用意もなく、また、マジックをやるという予告もなく、また、見る側(見させられる側)も当然ながら何の積極的関心がないという状況の中でいかに楽しい一瞬を作り上げられるか。そんなことが今の自分の目標なのかな、などと思う。

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