宴会にてーー嫌いな「ティルト」の有効性2009年12月17日 11時42分39秒

 結果的には上々。
 きちんとやったのは、「ラストトリック」と「ブランクフェイス2枚とジョーカー2枚を使ったジェミナイカウント(一旦4枚全部が白に見えて、次に4枚全部がジョーカーになる)」の2つ。まあ、どっちも同じようなものである。それと若干のプラスアルファ(アンビシャスカードをちょっと、など)。
 細長いテーブルだったので、3カ所でやる。人前で演じるのは本当に久しぶりだった。

 ただ、後者(白2枚とジョーカー2枚を使ったジェミナイカウント)は、やっぱりとても分かりやすいのか非常に好評だった。「まるでプロのような印象」を持ってもらうことができたようである。2枚のブランクと2枚のジョーカーを使っているんですよと、4枚のカードの構成を話して、カードの表を見せてしまった後でもう1回やっても好評だった。

 それから最新に仕入れたBill GoodwinのPaint Brush Changeもどきも。これも好評(ただDVDのようにはきちんとできてないけれど)。それからシェイプシフターチェンジとZOZU Changeも。

 カラーチェンジとアンビシャスカード。このような会社の宴会の場には、その2つが適切なのかな、と思う。あと、今の自分にはできないが、パーム系のものも。

 でも考えてしまう。ダブルリフト(的な要素)を全く含まないマジックで宴会の場でいいものはないものか。一人でも原理を知っている人がいると、たちまちすべての不思議さが減少してしまうような気がしたものだから。

 それと、やっぱりトップコントロール。まあ、会社にはめざとい人が多いから仕方ないが、どんなにやっても「一番上に来てるんでしょ」と言われてしまう(やり方はもちろん分かっている訳でもなく、いつ技術を使ったのかも分かっている訳でもないが、「何らかの方法で一番上にコントロールしている」と”見破る”(厳密には違うにせよ)人がけっこういるのである。ああ難しい。
 そんな中で、昨日の雰囲気だと、一番有効なのは、私の嫌いなティルトのような気もした(トップへのコントロールではないが)。私が今やっているトップコントロールは、何をやっているのかけっこう想像されてしまうが、ティルトは誰も想像できないようである。

 ダブルリフトに関してさらに言えば、単独でやるとこちらも想像されてしまう可能性が高いが、例えばティルトの後のダブルリフトだと、真ん中に差し込んだはずのカード(最初から完全に1枚であるということが証明されている)が突然トップに表れるというインパクトで、ダブルリフト自体の怪しさは減少するようだ。

 やる方と見る方の意識の違いは、想像以上に大きいような気がする。

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