アンビシャスカードをゆっくり丁寧に2010年07月10日 10時50分37秒

 自分なりのアンビシャスカードの手順がなかなか組み立てられなくて悩んでいる。

 DVDなどでいろんなアンビシャスカードの演技を見ていると、だいたいにおいてテンポがいい。真ん中に入れたカードが一番上に来るという現象を、あまり間をおかずに、次から次へと繰り返しているものが多い。
 それはもちろん、客を圧倒するという点では効果的なことだろう。考える間も与えないという感じだ。
 だが一方で、自分が練習していると、同じように次から次へと素早く繰り返そうとする理由の中に、「バレないように一つひとつを早く終わらせてしまえ」という意識(or無意識)が働いているような気がする。結果、とても乱雑になってしまう。基本的には「DLが見破られるのではないか」という怖さだ。

 そこで一つのトライアルとして、アンビシャスカードをゆっくり丁寧にやるというのを考えつつある。繰り返す回数も少なめで。もちろん、こっちの方がDLを見破られる恐怖感は大きいかもしれない。でも速くやって恐怖感をごまかすより、ゆっくりやって自信を付けた方がいいような気がする。そこで大事になってくるのは、やはりDL時の自然さ、カード保持時の自然さであろう。また、それ以上に、カードがトップに上がってくる1回1回の瞬間をいかに盛り上げるかという、演出も非常に重要になってくると思うし、それがうまくいけば、ただ現象を繰り返すアンビシャスカードよりも楽しさ・不思議さのインパクトが増すのではないか。
 ま、要は、ひとつのDLをいかに丁寧にやれるか、シングルであることを確信させる動きをいかに上手に演出の中に取り入れられるかということなのかもしれないけれども(これはフォーエース・アセンブリなどでも同じだろう)。
 いろいろ考えてみたい。