デック2種2011年02月08日 12時17分03秒

 今、愛用中のデック2種。上がフルニエ605(リー・アッシャーモデル)で、下がビーのスティンガー(セオリー11モデル)。
 いつもいつも、デックに関しては「どれか一つに絞りたい」などとなぜか思うのだが、結局いろんなものを買っては捨て買っては捨て、である(上2つに加えて、今は一応、赤バックバイシクルのマークト・デックもひいきにしている)。
 アッシャーのフルニエは、とにかくダブルリフト系がやりやすい。ぴたっとくっつくのだ。デザインもかっこいい。でもとっても固いので、全体を保つフォールスリフルシャフル(ヘインシュタイン・シャフルやベンジャミン・アールのグレイ・シャフルなど)はちょっと難しい。また、ミルク・シャフルをやろうとすると、下側のカードが2枚以上くっついてきたりする。同様に、デックのトップとボトムカードを押さえて左手から右手に投げて2枚だけを残すというオーソドックスな技法があるが、バイシクルなんかだと簡単なのに、このアッシャー・フルニエでやると、左手にものすごい数のカードが残ったりして意気消沈してしまう。笑い事である。その辺を自分なりに解決できれば、一番いいカードだと思うのであるが。プッシュ(プル?)スルー・シャフルも難しい。
 ビー(bee)のスティンガーは、Theory11から出てるもの。バックは白縁がある黒。こちらは、マジック用としてはバイシクルなどと同様、普通の固さでとてもよい感触(細かな固さの違いは、私にはわかりません)。でも個人的にちょっと残念なのは、「渋め」を意識し過ぎてか、ダイヤ・ハートの赤色と、絵札がすべて暗い配色(上の写真参照)である点。裏側は黒でいいから、表は普通に明るくしてほしい気がする。とくに一般の人に手品見せるような時は、明るめの配色の方がいいのではないか。
 ビーのカードでは、アードネスモデルも以前買ったが、あの緑はちょっと無個性すぎではないかというのが個人的印象。ジョーカーも地味。「家庭の普通のトランプ」という感じがし過ぎる気がする。まあ、ただの好みの問題であるが。