Erdnase Change (アードネスまたはフーディニ・チェンジ)2010年06月17日 12時52分09秒

 アードネス・チェンジ(またはフーディニ・チェンジ)は、以前にも書いたように、他の技術をいろいろと練習していると、なんだか「初心者向け」みたいに思いがちになってくるが、それは間違いで、実に強力なカラーチェンジの技であると思う。一番の強みは角度に強いことだろう。また、原理が簡単でそれほど難しい動きではないので、ある程度はすぐにできるようになる。
 もっとも、すぐできるようになるといっても、乱暴にやっていては、実はその本当の良さが出てこないのではないかと思う。
 アードネス・チェンジをいかに洗練するか、最近はそのことがとても大事だと思うようになってきた。

 いくつかの参考になるDVDや動画は以下。
●ゆうきとも氏が「マンスリーマジックレッスン」の中で解説。私が見たのは「オールバック(All Backs)」の回で。この中で注意されているのは、上のカードを前に押し出す動きをなるべく軽減させること。そのための右手の使い方・考え方。
●以前書いた、インターネットのサイト「Theory11」で、無料でダウンロードできる動画(クラシック・チェンジと題している)の中で。ここでは、上のカードを押し出すのではなく、左人差し指で2枚目以降のデックを手前に引くと解説している。これは面白い発想だと思った。
●その動画の中で、2枚目のカードをパームしてしまうやり方が解説されている。これはかなり強力である。(無料でいいのだろうか)
●Daryl(ダリルまたはダロー)のDVD「The Encyclopedia of Card Sleights」の中で、2回チェンジする方法(続ければ何回でもチェンジできる)。
●ネイサン・クランゾがDVD「Visual Voo Doo」の中で、カードが3回変化する「Therdnase(サードネス)」を解説。
●ハワイの2人組のDVD「Subtle Concept」の中で、「Naked Erdnase(ネイキッド・アードネス)」という新手法が見られる。2回チェンジ。これは実際に目で見た場合どんな感じかは不明。
●直接アードネス・チェンジを解説しているのではないが、とても応用がきくのがマーカ・テンドー氏のDVD「カードマジック ハイテクニック講座」の中の「カラーチェンジ」。ここで解説されている手法は恐らくアードネス・チェンジにも応用できるのではないかと思う。上記「Therdnase」とも共通するが、左手の指の使い方などである。

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