DVD Review #008 このDVDの「ここ」 ― 2011年01月22日 13時49分34秒
お薦めのDVDだけを紹介するReview。今回は、DVD1枚全部というよりも、「この1枚の中で個人的に『ここ』が気に入った」というのを紹介します。
「Reflection」(Bill Goodwin)「リフレクション」(ビル・グッドウィン)
「ペイントブラッシュ・チェンジ」が面白い。なにげなさ、をいかに出すか。まあ、デモ動画が一番すごいのであるが。YouTubeでいろんな人がやっているのを見るが、どれも「速過ぎ」「ブラッシュし過ぎ」のような感じがする。
あと、「Hold the Mayo」はやはり名作。「Twisting the Kings」も渋いし、テクニックの勉強になる。っと、つれづれ書いてると、これはDVD1枚全部やはりけっこういい。
「Impossible Card Magic」(Ray Kosby)「インポシブル・カードマジック」(レイ・コスビー)
デックの下の方にに突き刺した一枚のカードが、デックを一振りするたびに少しずつ上がってくる「レイズ・ライズ」収録。これと同じくらい面白いと思ったのが、独特のオイル&ウォーター。私はオイル&ウォーターはあまり好きではないのだが、このバージョンは非常にいいと思う。演者が黒カード4枚持って、観客が赤カード4枚持って(この時点でズルなし)、互いに1枚ずつ重ねていくというものである。
「Arizona Card Expert」(Steve Ehlers)「アリゾナ・カード・エキスパート」(スティーブ・エラーズ)
「ハリケーン・チェンジ」が知りたくて買ったDVD。そのほか、パケットチェンジやフォールスシャフルなどが勉強になる。
「Card Artistry」(Andrew Wimhurst)「カード・アーティストリー」(アンドリュー・ウィムハースト)
客がカットしたところから次々とエースが出てくるトリックが面白い。ただ、デモでは3枚目を一度失敗する。4枚目は別の手法で出す。
別のトリックでは「バーサ・スイッチ」を解説。
その他、コントロールを兼ねたシャフル等の渋めの技が学べる。
「The Side Steal」(Paul Cummins)「ザ・サイド・スティール」(ポール・カミンズ)
サイドスチールのレクチャー。もっとも、私としてはサイドスチールは難しすぎて今のところ全然習得できず。パフォーマンス・オンリーで付いている「Tapalack」という、演者と観客がお互いのカードを当て合うマジックが面白い(サイドスチールと関係ないと思うのだが。もしかしたら関係ある?)クロッキングという手法を使ってるらしい。
「The Cheat」(Richard Turner)「ザ・チート」(リチャード・ターナー)
私が持っているのは英語版だが、日本語版も出たらしい。様々な高度な技法を淡々と解説するDVD。テーブル上での技法が中心。個人的に非常に気に入ったのは、プッシュ(プル?)スルーシャフルとフォールス・ラニングカット(フォールス・スリップカット)との組み合わせ。ベンジャミン・アールが「パスト・ミッドナイト」の中で何回かやってるのも、これではないか。
「Advanced Card Control Vol.2」(Allan Ackerman)「アドバンスト・カード・コントロール 第2巻」(アラン・アッカーマン)
アラン・アッカーマンのカード技術レクチャー集。全8巻あるが、私が買ったのは第2巻のみ。主としてボトム・ディール、ダブル・ディール、ボトムからフォースカードを持ってくるフォースを知りたくて買った。でも難しい。アラン・アッカーマンは手が巨大である。紹介されているトリックの中で「ノー・スロー・モンテ」というのが気に入った。
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